米ロとの対話からのメッセージ

(VOVWORLD) -先週7日、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領は、オンライン形式で協議しました。
米ロとの対話からのメッセージ - ảnh 1(写真:ロイター)

焦点だったウクライナ情勢を巡り、バイデン氏はウクライナ国境近くのロシア軍増強に深い懸念を表明し、侵攻すれば「強力な経済措置」などで対応すると警告しました。プーチン氏は緊張の原因は米欧側にあると反論しまし。対話継続では一致しましたが、緊張の緩和は見通せないとしています。

両首脳の会談は、二国間関係が冷戦終結後で最悪の状態に陥る中で開かれました。バイデン氏は強力な経済制裁を発動するだけでなく、ロシア産天然ガスをドイツに送るパイプライン「ノルドストリーム2」の稼働を阻止する可能性について警告し、米国と欧州の同盟国はウクライナに対し一段の軍事支援を行うと表明しました。ホワイトハウスの声明によりますと、バイデン大統領は「軍事エスカレーションには米国と同盟国が強力な経済措置やその他の対応を取ると明言」しました。

会談のあと、ホワイトハウスは声明を発表し「バイデン大統領はウクライナ周辺でロシアが部隊を増強させていることに深い懸念を示した。軍事的に事態が悪化した場合にはアメリカと同盟国は強力な経済措置やほかの手段で応じると明確にした」としてロシア側が軍事的な攻勢に出れば追加の制裁を科すなどと警告しました。そのうえでバイデン大統領は緊張緩和と外交による問題解決に戻るよう求めたとしています。そして両首脳は、それぞれの担当に協議を継続するよう指示したということです。
バイデン大統領はこのあと、イギリスやフランスなどヨーロッパの主要な同盟国の首脳と電話会談を行って、プーチン大統領との会談の内容を共有し、連携してロシアに対抗しながら事態の打開につなげたい考えです。

米ロ首脳による協議では、双方はウクライナ問題を巡る対話を継続する方向で一致しました。そして、今回の首脳会談を通じて、対話の傾向がロシアと米国の関係において依然として維持されていることを示すと評されています。

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