7月17日から23日までの主な国際ニュース

7月17日から23日までの主な国際ニュースをお伝えします。

*先週、ミュンヘンで、市の北西部にある商業施設の周辺で男が銃を発砲し、警察によりますと、これまでに9人が死亡し、16人がけがをしました。警察は当初、けが人は21人と発表していましたが、その後、16人と訂正しました。ドイツ南部では、アフガニスタン出身の17歳の難民の少年が走行中の列車の中で乗客などを襲撃する事件が起き、治安当局が警戒を強めていただけに、新たな事件は衝撃を広げています。

*先週、トルコで起きた軍事クーデターは失敗に終わり、エルドアン大統領は関係者だけでなく、政権にとってじゃまな人物の大規模粛清を進めています。 1924年にオスマン帝国から世俗主義の近代的な共和国に移行し、イスラム世界で最も民主的とされたトルコは、エルドアンという新「スルタン」に支配され る独裁国家に変貌したと見られています。

*先週、朝鮮民主主義人民共和国が朝鮮半島の西側から、日本海に向けて弾道ミサイル3発を発射しました。韓国軍の合同参謀本部によりますと、朝鮮民主主義人民共和国は朝鮮半島西側のファンヘ(黄海)北道のファンジュ(黄州)付近から日本海に向けて弾道ミサイル3発を発射したということです。弾道ミサイルは500キロから600キロほど飛行したということで、韓国軍はプサンを含む韓国全域を攻撃するに十分な飛距離だとしています。

*先週、ラオスの首都ビエンチャンで、ASEAN=東南アジア諸国連合の輪番議長国ラオスの主催のもと、第49回ASEAN外相会議と関連各会議が開かれ、 ASEAN加盟10カ国の外相や、レー・ルオン・ミンASEAN事務局長らが出席しました。ベトナムからはファム・ビン・ミン副首相兼外相率いる代表団 が参加しました。開会式で、主催国のトンルン・シースリット首相は演説を行い、「この会議は、ASEAN加盟国がASEANビジョン2025の実施に力を入れ、パートナー との協力を強化している背景の中で行われる。また、国際情勢の複雑な推移や、領有権紛争、テロ、気候変動、自然災害、違法移民などの問題も差し迫った問題 となっている」と指摘した上で、ASEANと相手国の外相らに対し、率直な意見交換をし、来る9月にビエンチャンで行われるASEAN首脳会議と関連各会 議を周到に準備するよう要請しました。

*先週、マレーシア、オーストラリア、中国の3カ国は、2014年3月8日に消息を絶ったクアラルンプール発北京着MH370便の捜索 について、現在実施しているインド洋海域の12万平方キロメートルで航空機の位置を特定できない場合、活動を中断することで合意しました。3カ国とも MH370便の捜索活動は終了するものではなく、信頼できる航空機の位置を特定する新たな情報が見つかるまで、現在の体制での捜索活動を行わないとしてい ます。

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