トランプ氏、プーチン氏と近く会談の意向 「ウクライナ紛争終結を望む」
(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領は23日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でオンライン形式で演説を行い、ロシアのプーチン大統領と近く会談し、ウクライナの紛争を終結させたいとの意向を表明しました。
オンライン形式で演説を行うトランプ大統領(写真:RT) |
トランプ氏は、「経済やその他の観点ではなく、数百万人の命が失われているという観点から考えている。我々は本当にこの紛争を止めなければならない」と述べました。また、和平に向けた取り組みが現在進められていることを示唆しましたが、具体的な内容には触れませんでした。
さらにトランプ氏は、核軍縮に取り組む意向を表明し、ロシアと中国が核能力削減に応じる可能性があるとの見方を示しました。また、米中関係については「極めて良好」との認識を示し、中国がロシア・ウクライナ紛争の終結に協力することへの期待を表明しました。「中国は大きな影響力を持っている。共に力を合わせ、この事態を終わらせることを望む」と語りました。
同日午後、ホワイトハウスで行われた記者会見では、トランプ氏は「聞いたところによると、プーチン大統領は私に会いたいと言っている。できるだけ早く出発するつもりだ。すぐにでも会いたい」と述べました。その上で、「会わない日が続けば、兵士たちが戦場で命を落とし続ける」と危機感を示しました。
また、トランプ氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領が紛争終結に向けた合意を実現させる用意があるとの考えを自身に伝えてきたとも語りました。(ロイター)