パキスタン北西部で豪雨、約200人死亡 救助ヘリ墜落も
(VOVWORLD) - パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で発生した集中豪雨により、過去24時間で200人近くが死亡したと地元当局が15日に明らかにしました。
2025年8月15日、パキスタンが管轄するカシミール地方の州都ムザファラバード郊外、ナリヤン・ベハク村で、大雨による洪水で損壊した住宅のがれきを片づける住民(写真:REUTERS/Naseer ud Dinr) |
同州では集中豪雨や突発的な洪水、落雷、建物の倒壊が相次ぎ、丘陵地帯や山岳地帯を中心に犠牲者が出ています。
州当局によりますと、最も大きな被害が出たのは北西部ブネルで、洪水と大雨により100人が死亡しました。
また、アフガニスタンとの国境に近いバジョールでは、救援物資を運んでいたヘリコプターが悪天候のため墜落し、乗っていた5人が死亡しました。
国家防災管理庁の15日の発表によりますと、これまでの死者数は194人に上っています。(ロイター)