１０日、フランス国民議会総選挙の第１回投票がオランド大統領の支持母体・社会党など左派が約４７％の得票 率を記録し、前回２００７年の約３６％から大躍進(だいやくしん)しました。

最終結果は１７日の第２回投票に持ち越されますが、社会党を中心とする左派が過半数の議席を獲得し、勝利 する見通しとなりました。左派は上院でも多数派を占めており、緊縮財政と成長戦略の両立を訴えるオランド大統領が政権の基盤を固めそうです。

フランス内務省発表の最終開票結果によりますと、得票率は社会党、共産党、「欧州エコロジー・緑の党」など左派が計約４７％となっています。サルコジ前大統領の支持基盤だった国民運動連合と、新中道などの右派が計約３４％です。