(VOVWORLD) -6月8日、フランス南部ニース市で開催される第3回国連海洋会議に出席するに際し、ファム・ミン・チン首相はヨルダンのアブドッラー2世国王と会見しました。
チン首相(左)とアブドッラー2世国王(写真:VGP/Nhật Bắc) |
席上、チン首相は、ベトナムがヨルダンとの多面的な協力関係を重視しており、農業分野や、デジタルトランスフォーメーションなどでの協力やヨルダンの食料安全保障への支援を進める用意があることを明らかにしました。また、チン首相は両国に対し、早期に二国間協力メカニズムを確立し、外交・公用旅券の査証免除協定の交渉・締結を検討するよう提案しました。
一方、ヨルダンのアブドッラー2世国王は、チン首相の提案を歓迎すると同時に、科学技術、人材育成、不発弾の除去に向けた協力、義肢生産支援における両国間の協力強化を希望する意向を表明しました。
両指導者はさらに、多国間フォーラムにおける連携強化や、共に関心を持っている国際・地域課題についても意見を共有しました。チン首相は、ヨルダンに対し、国際法に則って、あらゆる紛争を平和的措置で解決し、ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海における航行の安全と安保を確保するという東南アジア諸国連合及びベトナムの立場を引き続き支持するよう要請しました。