ユネスコ登録のベトナム無形文化遺産フェスティバルが開催
(VOVWORLD) - 職人や実践者、そして無形文化遺産を保有する地域コミュニティが、原型を忠実に再現したパフォーマンスを通じて、それぞれの遺産の本質的価値や独自性を観客に披露しました。
28日夜、中部ハティン省の文化映画センターで、ユネスコ登録のベトナム無形文化遺産フェスティバルが開幕しました。このイベントは、「民謡ビー・ザムの源流を辿る・遺産の精髄をつなぐ」をテーマにしたフェスティバルの一環として開催され、民謡ビー・ザムがユネスコ=国連教育科学文化機関に登録されてから10周年を記念するものです。
主催者がフェスティバルに参加する各代表団に記念旗を贈呈(写真:Hoàng Ngà/TTXVN) |
このフェスティバルは、民謡ビー・ザムの価値を保存・発展させ、ベトナム国内の文化遺産を結びつけるとともに、ユネスコ登録文化遺産の保護に向けたベトナムの取り組みを示すことを目的としています。
フェスティバルには、中部ハティン省、ラムドン省、ゲアン省、クアンナム省、北部バクニン省、フート省から集まった6つの代表団が参加しました。職人や実践者、そして無形文化遺産を保有する地域コミュニティが、原型を忠実に再現したパフォーマンスを通じて、それぞれの遺産の本質的価値や独自性を観客に披露しました。
これらの遺産は、歴史的・文化的・科学的価値を持つ精神的財産で、地域コミュニティのアイデンティティを表現し、世代から世代へと受け継がれ、絶えず再創造されながら伝承されています。