中国国営の新華社通信によりますと、新疆ウイグル自治区南部カシュガルのマラルベシ県で23日午後、地元当局と住民グループが衝突し、警察官など当局の15人と住民6人の合わせて21人が死亡したということです。
新疆ウイグル自治区(写真:AFP)
死亡した住民はほとんどがウイグル族とみられ、新華社通信は、「テロ活動を計画していた」と伝えていますが、事件の背景など詳しいことは明らかにされていません。
新疆ウイグル自治区では、ウイグル族が、政治や経済の主導権を握る漢族との格差や政府による締めつけに根強い不満を持っており、4年前には、中心都市のウルムチでウイグル族による抗議デモが大規模な暴動に発展し、地元政府の発表でおよそ200人が死亡しています。