日本の高市早苗新首相（写真：REUTERS/Kim Kyung-Hoon）

自民党の高市早苗総裁は21日午後、衆院本会議の1回目の首相指名選挙で第104代首相に選出されました。女性の首相就任は憲政史上初めてです。石破茂首相の退陣表明から1カ月半を経て政権を引き継ぎました。高市氏は直ちに組閣に着手し、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、自民党と日本維新の会による連立政権を発足させる予定です。物価高対策を裏付ける2025年度補正予算案の編成を指示する方向で検討を進めています。

新内閣では、財務相に片山さつき元地方創生担当相、小泉進次郎農相を防衛相、林芳正官房長官を総務相に起用する意向を固めています。総裁選で高市氏の推薦人を務めた小野田紀美元防衛政務官を経済安全保障担当相に充てるほか、鈴木憲和元農林水産副大臣を農相、平口洋元法務副大臣を法相、赤間二郎元総務副大臣を国家公安委員長とする方針です。

経済産業相には赤沢亮正経済再生担当相、文部科学相に松本洋平元経産副大臣、デジタル相に松本尚外務政務官を起用する方向で調整が進められています。（共同通信）