(テレビ朝日)NASA=アメリカ航空宇宙局は、2030年代の火星有人探査を想定した次世代の宇宙船「オリオン」の無人の試験機を打ち上げました。
アメリカ・フロリダ州ケープカナベラルの空軍基地から5日朝に打ち上げられた無人宇宙船「オリオン」は、高度5800kmまで上昇しました。オリオンは 4時間半かけて地球を2周し、アメリカ西海岸沖の太平洋に無事、着水しました。大気圏に突入する際の高い温度や放射線が電子機器などに与えた影響を分析し ます。NASAは「火星への有人飛行への重要な一歩になった」としています。
オリオンの打ち上げは、燃料バルブのトラブルなどのため、1日延期されていま した。