日本、インドネシアに高速警備艇供与へ 石破首相が表明

(VOVWORLD) - 石破茂首相は11日、訪問先のインドネシアでプラボウォ・スビアント大統領と会談し、高速警備艇2隻を供与する意向を表明しました。これは東シナ海での領土問題をめぐり対立する中国を念頭に、海洋安全保障における協力強化を目指すものです。
日本、インドネシアに高速警備艇供与へ 石破首相が表明 - ảnh 12025年1月11日、インドネシア・西ジャワ州ボゴールの大統領宮殿で会談後、握手する石破茂首相(左)とインドネシアのプラボウォ・スビアント大統領(写真:Kyodo/TTXVN)

両国が発表した共同声明によりますと、防衛装備品の技術協力を含む海洋安全保障に関する実務者協議を開始することで合意しました。また、日本がインドネシアに対して初めて「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を通じて高速警備艇を供与することでも一致しました。

石破首相はさらに、両国が地熱発電、水素、アンモニア、バイオ燃料などの脱炭素エネルギー分野で協力することにも合意したと述べました。

インドネシア訪問前、石破首相はマレーシアでアンワル・イブラヒム首相と会談し、東南アジアとの関係強化を日本の「最優先の課題の一つ」と位置づけました。

歴訪を終えた石破首相は、マレーシアおよびインドネシア両国の急速な発展を実感したと述べ、日本と主要同盟国であるアメリカが東南アジア諸国により深く関与していく必要があるとの見解を再確認したと語りました。

その上で、「日米両国がこの地域の平和と安定のために手を携えて努力することが、インド太平洋地域や全世界の平和と安定に大きく寄与する」と述べ、アメリカの次期大統領のドナルド・トランプ氏との認識の一致を期待していると強調しました。(AFP通信)

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