自民党総裁に高市氏、女性初の首相へ 決選投票で小泉氏を破る
(VOVWORLD) - 高市氏は選出後、「自民党の新しい時代を刻んだ。多くの方々の不安を希望に変える党にしたい」と述べ、全世代の力を結集して党を立て直す考えを強調しました。
2025年10月4日、日本・東京で行われた自民党総裁選で勝利し、第29代総裁に選出された高市早苗氏が喜びを表す(写真:REUTERS/Kim Kyung-Hoon) |
自民党総裁選は4日、党本部で投開票が行われ、高市早苗前経済安全保障担当相(64)が第29代総裁に選出されました。1回目の投票では過半数に達する候補者が出ず、上位2人による決選投票の結果、高市氏が小泉進次郎農相(44)を破りました。15日召集を軸に調整が進められている臨時国会で、石破茂首相の後継として第104代首相に指名される見通しです。女性の首相誕生は史上初めてとなります。衆参両院で少数与党の中、政権安定化に向けた連立拡大が焦点となります。
高市氏は選出後、「自民党の新しい時代を刻んだ。多くの方々の不安を希望に変える党にしたい」と述べ、全世代の力を結集して党を立て直す考えを強調しました。高市氏は速やかに幹事長などの党役員人事に着手し、新執行部を発足させる予定です。総裁任期は、石破首相の残り任期にあたる2027年9月までとなります。
決選投票の結果は、高市氏185票、小泉氏156票でした。内訳は、高市氏が議員票149票、地方票36票、小泉氏が議員票145票、地方票11票でした。
このほか、林芳正官房長官(64)、小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)も立候補しました。(共同通信)