NATO首脳会議 国防費をGDPの5%に引き上げで一致へ

(VOVWORLD) -NATO=北大西洋条約機構の首脳会議が24日、オランダで始まります。アメリカが加盟国に対し国防費の増額を求めるなか、各国はGDP=国内総生産に占める割合を、インフラ整備など関連費用も含め5%に引き上げることで一致する見通しです。
NATO首脳会議 国防費をGDPの5%に引き上げで一致へ - ảnh 1(写真:REUTERS/Yves Herman)

NATOの首脳会議は24日から2日間、オランダのハーグで開かれます。


NATOをめぐってはアメリカのトランプ大統領が加盟国に対し、アメリカに防衛を依存しすぎているとして、GDPに占める国防費の割合を5%まで引き上げるべきだと主張し、首脳会議では国防費の増額が最大の焦点となっています。

事前の協議でNATOのルッテ事務総長は2035年までにGDPに占める国防費を3.5%、インフラ整備などの国防に関連する費用を1.5%と計5%に引き上げることを提案し、各国の大使レベルで合意を取り付けています。
23日、首脳会議を前に記者会見を行ったルッテ事務総長は「水曜日に決定できるだろう。われわれはきょう、より多く投資しなければ、3年後から7年後にかけてはロシアが私たちを攻撃できるようになる」と述べ、首脳間で5%の新たな目標で一致できる見通しを示しました。

一方、ウクライナをめぐってはゼレンスキー大統領は夕食会には招待されましたが、前回の首脳会議とは異なり、特別な会合は開かれず、ロシアを刺激したくないとみられるトランプ大統領に配慮した形です。(NHK)

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