ビンフォック省のカシューナッツトレードマークづくり

ビンフォック省のカシューナッツトレードマークづくり - ảnh 1

ビンフォック省はベトナム最大となるカシューナッツ産地として知られ、その品質は世界一と評されています。現在、同省はカシューナッツのトレードマークづくり、栽培面積の開発企画、生産効率と質的向上に力を入れ、農民が富を手にすることを目指しています。

ビンフォック省の農業部門と農民はカシューナッツの潜在力と生産効率の向上を目指して、カシューナッツ農園の改良や新品種の開発を進めています。同省のカシューナッツ協会はベトナムカシューナッツ協会、及び各地方の農民協会と連携して、41ヘクタールにおよぶ41のカシューナッツ栽培農園を改良し、カシューナッツの生産量と質の向上が図られました。ビンフォック省、フリエン県、ロンハ村農民協会のグエン・バン・フン会長は次のように語りました。

(テープ)

「このモデルは繰り広げられました。毎年、数百の代表団は我々のモデルを見学するため、地元を訪れています。」

これまで、ビンフォック省はカシューナッツクリーン生産モデルや生産量と質の向上を目指し、肥料を(ほどこ)すモデルなどを実施しています。一方、同省農業農村開発局は農民協会と協力し、厳しい天候や害虫に耐えられるような強いカシューナッツの木の保護に力を入れています。2007年以来、ビンフォック省のカシューナッツ協会はティエンフン村の持続可能なカシューナッツ開発グループに対し、カシューナッツのクリーン生産モデルの導入や、共同生産組合の設立を支援してきました。組合員らは高品質の苗木や肥料を供給されただけでなく、栽培技術の指導を受け、製品の取引を援助されました。フンフォック農産物共同生産組合のドアン・スアン・トゥ副会長は次のように語りました。

(テープ)

「当共同生産組合の管理者は毎年、FLO=国際フェアトレード認証により、海外での訓練コースに参加します。その後、管理者は農民らに有機製品の生産や、トレードマークづくりなどを手解きします。」

現在、ビンフォック省のカシューナッツは全国の輸出総量の50%を占め、中国や、アメリカをはじめ、オランダ、イギリスなど多くの国々に輸出されています。また、この3年、カシューナッツの価格は高いレベルに維持されており、カシューナッツ栽培面積の確保に有利な条件を作り出したとみられています。2009年、ビンフォオク省のカシューナッツ生産高は1ヘクタールにあたり940キロでしたが、2016年に1・4トンに増えました。ビンフォック省で、カシューナッツ加工・輸出企業は200社を超え、年間、40万トンのカシューナッツ原料の生産が可能となっています。農業農村開発省のカオ・ドク・ファット前大臣は次のように語りました。

(テープ)

「長期的なカシューナッツ生産発展に向けて、農民に対し、原料の開発を支援するだけでなく、企業に対して市場の開拓や加工技術の向上、経営活動の強化にも関心を払う必要があります。また、製品の付加価値の向上を目指し、企業の加工開発を補助しなければなりません。」

今後、ビンフォック省はカシューナッツの付加価値や質の向上を目指し、先進的な生産技術を導入するとともに、製品のピーアールを進める方針です。これにより、国際市場におけるビンフォック省のカシューナッツの知名度が高まることでしょう。

 

ご感想

他の情報