（テープ） 

「我が家はベトナム製品を愛用しています。デザインが美しく、品質も向上しており、価格も手ごろだからです。既製服や履物はいいですね」

「『ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう』運動の開始以来、国産品をたくさん使用しています。ベトナム製品は種類が豊富で、品質がよく、消費者のニーズを捉えています」

「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動に応え、国内企業は生産の拡大や国内消費の活性化、現地調達率の引き上げ、製品とブランドの宣伝広報、農村部や僻地、山岳地帯を中心とする市場の拡大など、あらゆる手を尽くしてきました。

ベトナム郵政総公社のチュ・クアン・ハオ社長によりますと、2019年に、同社は電子商取引プラットフォーム「「ポストマート(Postmart)」を開設し、国産品の販売を促進してるとしています。昨年の取引額は1200億ドンに達し、北部バクザン省やラオカイ省、南部のベンチェ省などの農産物10万トンあまりを販売しました。ハオ氏は次のように明らかにしました。

（テープ）

「約2年間の新型コロナウイルス感染症の大流行にもかかわらず、Postmartの実績は、国産品の消費拡大における重要な成果です。政府、情報通信省はわが社に『Postmart』の開設と運営を委託しました。これはベトナム製品だけを取り扱うECプラットフォームで、地方の特産農産物や『メイクinベトナム』製品を掲載しています」

現在、ベトナムのスーパーやショッピングセンターで販売されているベトナム製品の割合は8割ないし9割に達し、セントラル・リテール（Central Retail）の小売チェーン店舗に並ぶベトナム製品は94％から96％にのぼっています。これらの数字は、「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動の成功を立証しています。

写真撮影：　Viet Tuan

商工省のド・タン・ハイ次官は、今後もこの運動を促進するため、商工省は2021年～2025年期の国内市場の開拓と「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動との連携計画を立案し、首相に提示したと明らかにしました。この計画は世界経済の停滞や新型コロナの複雑な推移の中で人民の生活、および社会経済の安定的な開発を確保するため、適切な措置であるとしています。ハイ氏は次のように語りました。

（テープ）

「この計画は国内市場の開発や物流システムの効率化に役立ちます。これにより、製品のサプライチェーンを最適化し、生産業者と消費者、中央から地方、企業から国家管理機関までの緊密な連携が図られるでしょう。また、農村部の農産物を都市部に迅速に出荷することができ、国内各地の特産品が消費者の元に届けられます」

今後、「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動の下、国産品に対する国内消費者の信頼獲得のため、産業界はブランド力の向上やイノベーション、先進技術の導入に力を入れ、価格の引き下げ、競争力の向上を目指します。また、消費者のニーズに応えられるよう、合弁事業の拡大やサプライチェーンの拡張、サービスと製品の質の向上を促進していきます。