(VOVWORLD) - ベトナムの女性は国の発展と伴に歩み、仕事と家事を立派に両立させています。迅速でかつ持続可能な発展、及び国際社会への広範な参入の要求に応えるため、女性たちはさらに尽力しなければなりません。
ベトナムの女性は人口の51%あまりで、労働力のおよそ5割を占めています。その上、家庭経済の発展、持続可能なコミュニティの構築、祖国建設防衛事業に多大な貢献をしています。国会と各レベルの人民評議会議員に占める女性割合はそれぞれ26.8%と26%以上となり、政策の作成や女性の正当な権利と利益の保護で発言力を持っています。
新たな段階の国の経済社会発展任務に新たな要求が伴いますが、2020年までに少なくとも、企業の数を100万社にし、その35%は女性が営む企業であるという目標が掲げられています。ベトナムの婦人連合会は常に女性たちに同行して、活動様式を刷新しながら、様々な研修会やクラブを開設し、業務能力の向上や、健康ケア、子どもの育成などに関する情報や知識を提供しています。ベトナムの婦人連合会のホアン・ティ・アイ・ニエン副会長は次のように語りました。
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「男女平等を図るためには、女性が仕事に就き、所得を得る必要があります。我が連合会は農村部の女性、とりわけ貧困な状態にある女性を支援するため、独特なモデルを運営しています。代表的なモデルは小規模金融機関で、女性らに金融サービスを提供しています。これまで、女性10万人以上に対し、貧困状態からの脱出を支援してきました。」
統計総局によりますと、現在、農作業に従事している農村部の女性の割合は63.4%を占め、農業分野における主力の労働力となり、ベトナムの経済社会発展に大きく貢献しています。労働傷病軍人社会事業省のゾアン・マウ・ジエップ副大臣によりますと、「ベトナムは男女平等の推進を目指す法律、政策や持続可能な開発目標の実施に力を入れており、2020年までに職業教育・技術訓練を受けた農村部の45歳以下の女性労働者の割合を50%にすることや雇用創出、貧困解消プログラムなどから融資を受けた貧困地帯、少数民族居住地の女性の割合を100%にするという目標が設定されました。ジエップ氏は次のように話しています。
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「法的枠組が整備されつつあり、社会のあらゆる分野における女性の役割の向上を目指しています。持続可能な貧困解消や新農村作りに関する国家目標プログラムは際立ったものです。これに基づき、農村部の労働者を対象に職業訓練や貧困解消、幸福な家庭作り、女性に対する暴力の撤廃などが集中的に進められています。」
現代社会において、女性は学習、仕事の選択、収入の向上、社会活動への参加など様々なチャンスに恵まれますが、家庭や日常生活の中では重い圧力を受けています。こうした中、女性たちは発展の要求に応えるため、さらに尽力しなければならないとしています。