(VOVWORLD) - ベトナム共産党は創設されてからこれまで、労働者の歴史的な使命と役割をよく認識し、労働者の育成と発展を重視しています。
現在、第4次産業革命の進展や複雑な国際状況の中で、党と国家は労働者の育成の加速を目指し、様々な計画や解決策を講じ、多くの成果を収めてきました。労働者は国の発展事業に多大な貢献をしています。
国の発展と広範な国際統合に伴い、ベトナムの労働者は日増しに増大し、質的にも大きく発展して、社会のあらゆる分野で重要な役割を果たしています。
ベトナムの労働者 絶えず発展
ベトナムの労働者数は1946年のおよそ20万人から現在、およそ1700万人に増加し、あらゆる経済セクターや生産、サービスなど、全ての分野に従事しています。労働者の知的水準は向上し続け、創造力に富み、先端技術を素早く吸収し、経済発展のスピードを左右する人材となっています。また、彼らは確固たる政治的信念を持って、党の指導、および国家の管理に絶対の信頼を置いています。
労働者は1986年に党が打ち出し、指導しているドイモイ=刷新政策を常に支持するとともに、その実施で先頭に立っており、労働者・農民・知識人による連盟で重要な役割を担う傍ら、民族大団結の基盤でもあり、政治的・社会的安定の確保に貢献しています。
トゥン教授 写真撮影:Thanh Long
|
ハノイ国家大学のベトナム学・開発科学研究院の院長であるファム・ホン・トゥン教授は次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムの労働者はベトナム民族の歴史における代表的な社会的勢力であり、近代化事業をリードしています。また、先進的な科学技術をマスターし、強靭なベトナムの構築という願望実現の先頭に立っています」
現代的で強靭な労働者の育成
2021年の第13回党大会決議は近代的で強靭なベトナムの労働者の育成に関する具体的な任務、目標を定め、これを工業化近代化事業、幸福で繁栄した国の建設を実現するための重要な要素とみなしています。この目標を達成するため、各レベルの省庁、機関、および社会全体で様々な計画や解決策の実施に取り組んでいます。先ごろ、ハノイでベトナム労働総連盟の主催により、「近代的で強靭なベトナム労働者の育成、新しい時期における農民・知識人との連盟における核心的な役割の発揮」をテーマとしたシンポジウムが行われました。席上、科学者や政策作成者らは強靭な労働者の育成を経済開発や工業化近代化事業、国際統合と連携させる必要があるとの意見を提出しました。ホーチミン国家政治学院の社会科学研究所の元代理所長であるド・ティ・タイック准教授は次のように強調しました。
(テープ)
「労働者はベトナム共産党を通じて、革命事業を指導するというスタンスへの認識を向上させる必要があります。強靭な労働者の育成と社会経済開発や工業化近代化事業、および国際統合を両立させなければなりません。そうしない限り、労働者の核心的な役割を発揮する条件が整えられません」
一方、労働者が安心して歴史的使命を精力的に果たせるよう、彼らの物心両面での生活水準の改善が促進される必要があるとしています。労働組合大学のズオン・バン・サオ准教授は次のように語りました。
(テープ)
「労働者の育成に際し、労働組合の活動の原動力となる政策の実施が必要です。例えば、雇用創出や賃金、社会保険、社会保障、社会福祉などの政策などです。また、労働者の権利と利益が確保されなければなりません」
近代的で強靭な労働者の育成は根本的かつ戦略的な社会保障政策であるだけでなく、新たな段階における国の建設発展事業の原動力となり、必要なリソースを確保するものでもあります。