中部ゲアン省の選挙準備が整えている

現在、全国各地は5月23日に開催される第15期国会選挙と2021年～2026年期の各レベルの人民評議会選挙に心を向けています。山岳地帯や国境地帯などの行政府はできる限り、多くの有権者が投票に行けるように様々な対策を取っています。

多くの少数民族の人々が住んでいる北部山岳地帯ソンラ省は少数民族の言語ができる幹部を選んで、選挙宣伝活動に当たっています。また、各地区や村の公安部隊、国境警備部隊、社会団体もその宣伝活動に参加しています。

村長など村々で発言力がある人物の役割の活用、移動文芸公演、選挙宣伝書類を少数民族の言語に翻訳すること、公共の場で横断幕をかけることなど様々な宣伝方法が展開されています。

これを通じて、地元の住民は選挙の重要性や市民としての義務と権利を理解できるようになります。ソンラ省カオロック県カオラウ村に住むルオン・スアン・チュオンさんは次のように語りました。

（テープ）

「宣伝活動を通じて、私は選挙に関する情報を把握できるようになりました。私は国の発展に貢献できる才能と道徳を兼ね備えた人物を選出します」

現在、国境地帯や山岳地帯を含め、全国の多くの地方で新型コロナウイルス感染症が複雑な動きを見せているため、各地方は新型コロナウイルス予防を実施しながら、投票ができるよう多くの計画を展開しています。北部山岳地帯ディンビィエン省ナムポ県シパフイン村で、新型コロナウイルス感染者22人が確認されましたが、選挙準備活動が計画通りに実施されています。

投票日である5月23日、集中隔離施設に入っている有権者の権利を確保するため、ナムポ県の選挙担当幹部は移動投票箱をそれぞれの隔離施設にもっていき、有権者は隔離施設でも投票を行うことができます。ディンビィエン省党委員会のグエン・バン・タン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「選挙が成功裏に行えるかどうかは我々が新型コロナウイルス予防対策をどのように実施するかにかかっています。そのため、各部門、地方での選挙担当幹部を始め、すべての有権者を新型コロナ感染から守るため、現在、新型コロナ予防対策を徹底的に展開されています」

その他、国境地帯や山岳地帯で自然災害が多発していることや交通の安全確保も課題となっています。そのため、各地方は洪水が発生した場合における交通の安全確保のための計画を立案しました。

このような周到な準備により、23日日曜日に行われる第15期国会議員選挙と2021年～2026年期の各レベルの人民評議会選挙が成功裏に実施されることでしょう。