(VOVWORLD) - ベトナム東北部に居住している少数民族カオラン族は豊かな食文化を誇っています。その中で、鳥のカッコウの形をしたチマキは地味な食べ物ですが、カオラン族の食文化の精神を示すものであると言えます。
(VOVWORLD) - 西南部に暮らしている少数民族クメール族にとって寺院は仏教の修行を行う施設であるだけでなく、住民に文字、道徳、価値観などを教える場所でもあります。南部メコンデルタのソクチャン省にはクメール族の寺院が92か所ありますが、全ての寺院はクメール語教室を開いています。
(VOVWORLD) - 中国と国境を接する西北部ライチャウ省ムオンテ県カンホー村では、この数か月、非識字者撲滅する教室が毎晩開かれています。教室の生徒の中には、子どもを持つ人がいれば、孫をもつ人もいます。しかし、生徒たちは、読み書きができるように毎日一生懸命勉強しています。
(VOVWORLD) - ハノイから西北へ160キロメートル離れたところにある山間部のイエンバイ省チャンイエン県ルオンティン村ケーカー集落は少数民族ザオ族の居住地です。ケーカー集落はザオ族の文字を教える教室を通じて、ザオ族の伝統文化の保存に取り組んでいることで知られています。
(VOVWORLD) - ベトナム中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省の人口は約210万人で、その4割近くが少数民族です。近年、ダクラク省は、少数民族の人々に国の政策・法律の順守や社会経済開発への貢献、伝統文化の維持と開発を働きかけるために、少数民族のコミュニティの有力者・人格者を活用しています。
(VOVWORLD) - ベトナムの54の民族の内、130万人の人口を擁するクメール族は最も人口が多い少数民族の一つです。チャービン、ソクチャン、アンザンなど、南部メコンデルタの各省に集中的に居住しており、その中で、ソクチャン省はクメール族が最も多い省です。クメール族は、特色ある寺院建築のほか、歌劇や踊り、音楽など豊かな民俗芸能を誇りにしています。
(VOVWORLD) - 西をホーチミン市と接するバリアブンタウ省にはクメール族やヌン族、チャウロ、華人など38の少数民族が暮らしており、その人口は約25700人で、省の人口の2.3%を占めています。地方行政府が関与することにより、少数民族の生活が改善されています。
(VOVWORLD) - ハノイから西北へ約400キロメートル離れたところにあるライチャウ省は多数民族キン族のほか、約20の少数民族が共存している地方で、少数民族の豊かな文化で知られています。少数民族の文化を体験したいとすれば、定期市を抜きにして語ることはできないでしょう。
(VOVWORLD) - ベトナム中部高原地帯テイグエン地方に暮らす少数民族エデ族の女性は子どもの頃、おばあさんとお母さんから錦織の作り方を教わります。手織りの錦織は家族の衣服を作るためのものであり、結婚する時、花婿の家族に対する贈り物でもあります。そのため、錦織はエデ族の女性の器用さの現われとされています。
(VOVWORLD) - テイ族はいろりを大切にする文化があり、その中で、竈神を祀る信仰はこの民族の信仰生活を支えています。
(VOVWORLD) - ハノイから東北へ約270キロメートル離れたところにあるクアンニン省ティエンイェン県ハーラウ村ナーハク集落は水源涵養機能を持つ面積300ヘクタールの原生林の周縁部に位置する少数民族ザオ族の居住地です。ナーハク集落の人々は代々この原生林を守る伝統を受け継いでいます。
(VOVWORLD) - 少数民族テーイ族とヌン族は高齢者の長寿を祝うために飾り幕を贈り、家の中に飾り付ける習慣があります。この習慣は高齢者を尊重し、子どもとして親孝行をしなければならないというテーイ族とヌン族の伝統文化の一部です。
(VOVWORLD) - こうした民間遊戯は今もなお、昔と変わらないまま、モン族の村で良く遊ばれています。
(VOVWORLD) - 4月になると、中部高原地帯テイグエン地方は乾季のなかほどに入ります。そのため、同地方に暮らす少数民族エデ族は4月に雨乞い祭りを行う習慣があります。この祭りは、雨が降って豊作になり、生活も豊かになることを天に祈るために行われるものであり、水を大切にする信仰の表れでもあります。
(VOVWORLD) - ハノイから300キロ離れたところにあるイェンバイ省ムカンチャイ県の人口の95%は少数民族モン族です。モン族は独特な文化を持つことで知られています。そのため、同県はモン族の伝統文化を地元の財産と見なし、保存・発展に力を入れています。
(VOVWORLD) - 「パオズン」は歌垣の形で歌われるザオ族の代表的な民謡で、ザオ族の人々の精神生活にとって欠かせない存在です。