インドネシア・バリ島周辺でフェリー沈没、4人死亡・30人行方不明
(VOVWORLD) - インドネシアの捜索救助当局は3日、乗客と乗員あわせて65人を乗せたフェリーがバリ島周辺で沈没し、4人が死亡したと発表しました。31人の生存が確認されていますが、30人の行方が分かっていません。
インドネシア・バリ島近くで65人を乗せたフェリーが沈没した後、2025年7月3日、バリ島のギリマヌク港で家族と再会し、感極まる26歳のコリルさん(写真:REUTERS/Johannes P. Christo) |
当局によりますと、このフェリーは2日夜遅く、東ジャワ州のバニュワンギ港を出発し、バリ島に向かっていたところ、およそ30分後に沈没したということです。
船には乗客53人と乗組員12人が乗っており、車両22台も積まれていました。
現在も行方不明者の捜索が続けられていますが、現地では強風などの悪天候により、救助活動が難航しているということです。
乗客の国籍について当局からの公式な発表はありませんが、メディアが報じた名簿によりますと、外国人の乗船は確認されていないということです。
およそ1万7,000以上の島々からなるインドネシアでは、フェリーが一般的な交通手段とされていますが、安全基準が緩く、定員超過が発生することも多いため、こうした事故がたびたび起きています。(ロイター)