ウクライナ復興会議、100億ユーロ拠出確約 新基金も創設

(VOVWORLD) - EUの執行機関である欧州委員会は、23億ユーロの支援を表明しました。
ウクライナ復興会議、100億ユーロ拠出確約 新基金も創設 - ảnh 1ウクライナ・マリウポリにおける紛争で損傷した建物(イ写真:THX/TTXVN)

ウクライナの紛争後復興を見据えた「ウクライナ復興会議」が、10日、イタリアのローマで始まりました。イタリアのメローニ首相は、これまでに100億ユーロ(およそ117億ドル)を超える復興資金の拠出が確約されたことを明らかにしました。

今回の会議は4回目で、ロシアによる激しい攻撃が続く中、ウクライナのゼレンスキー大統領をはじめ、各国の首脳が参加しました。ゼレンスキー大統領は会議冒頭の演説で、ロシアによる首都キーウなどへの攻撃を「テロリズム」と非難しました。

メローニ首相とドイツのメルツ首相は、第二次世界大戦後に廃墟から復興した両国の事例を引き合いに出し、ウクライナも復興できると強調しました。メローニ首相は開会演説で、「きょうの会議で、合計100億ユーロを超える資金の拠出が確約された」と述べました。

この日の会議ではまた、イタリア、ドイツ、フランス、スペインを含むヨーロッパ10か国が、欧州連合(EU)域内の企業によるウクライナとの貿易を促進するため、最近設置された輸出保証制度に参加したことが発表されました。

このほか、EUの執行機関である欧州委員会は、23億ユーロの支援を表明しました。欧州委員会のフォンデアライエン委員長によりますと、これはウクライナに最大100億ユーロを投資する広範な枠組みの一部になるということです。

フォンデアライエン委員長はまた、欧州投資銀行(EIB)に加え、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランドが支援するウクライナ復興のための新たな株式ファンドの創設を発表しました。このファンドは2026年までに、追加で5億ユーロの提供を目指すとしています。(ロイター)

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