フィリピン・セブ島沖地震、死者60人超に 不明者捜索続く
(VOVWORLD) - フィリピン中部セブ島沖で9月30日に発生したマグニチュード6.9の地震による死者が69人に上ったと、災害当局が1日に発表しました。政府は安否不明者の捜索や電力、水の復旧を急いでいます。
フィリピン中部セブ州で2025年9月30日に発生した地震で損壊した教会(写真:THX/TTXVN) |
地震は30日午後10時(日本時間午後11時)の直前にセブ市沖で発生し、周辺地域で建物が損壊したほか、停電が起きました。震源地に近いセブ島北部のボゴ市の病院には、対応能力を超える患者が殺到しているということです。
69人という死者数はセブ州の災害事務所によるもので、民間防衛局の担当官はなお検証の必要があると説明しました。当局によりますと、負傷者も150人を超えています。
マルコス大統領は被災者に迅速な支援を約束し、閣僚が現地で救援活動を指揮していると述べました。
フィリピンで最も人気のある観光地の一つであるセブ島には、およそ340万人が暮らしています。地震発生後も同島のマクタン・セブ国際空港は稼働を続けています。(ロイター)