人為的気候変動の最たる証拠を消そうとするトランプ政権、ハワイの観測所閉鎖を要求
(VOVWORLD) -トランプ政権が提出した予算案は、ハワイのマウナロア観測所の閉鎖を求めています。同観測所は1950年代以降、人為的な気候変動の最も決定的な証拠を収集してきました。
マウナロア山の山頂にある同観測所は大気中の二酸化炭素を測定しています。二酸化炭素は、他の地球温暖化を引き起こす汚染物質とともに、気候変動の直接的な要因となり、海面上昇を引き起こし、食料システムを破壊しています。
トランプ大統領の予算案は、アラスカ北部から南極まで広がる米政府の温室効果ガス監視ネットワークを含む、他の多くの気候研究所への資金提供も打ち切ろうとしています。
しかし、トランプ氏の最も顕著な標的となっているのは、マウナロア観測所です。同観測所で58年に開始された測定は、二酸化炭素濃度が継続的に上昇していることを示しているからです。
観測所の測定によって作成された曲線は、現代科学の中でも特に象徴的なグラフであり、データの収集に尽力した研究者チャールズ・デービッド・キーリング氏にちなんで「キーリング曲線」と呼ばれています。現在、同氏の息子で、カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所のラルフ・キーリング教授がデータの収集と更新を監督しています。
キーリング曲線の測定はマウナロア観測所を管轄する海洋大気局(NOAA)によって行われており、データの収集・管理については2社からの資金提供も受けています。(CNN)