(VOVWORLD) -トー・ラム党書記長は、中央委員会事務局の公務員、職員、および労働者と共に、一人あたり少なくとも一日分の給与を寄付しました。
写真:Thống Nhất/TTXVN |
10月2日、ハノイで、ベトナム共産党中央委員会事務局は、台風「ブアローイ(Bualoi)」により甚大な被害を受けた17の省・都市(ニンビン、タインホア、ゲアン、ハティン、フエ、ダナン、クアンニン、ハイフォン、フンイエン、ラオカイ、ソンラ、フート、トゥエンクアン、ランソン、カオバン、タイグエン、バクニン)の被災者支援のための募金運動を実施しました。
トー・ラム党書記長は、中央委員会事務局の公務員、職員、および労働者と共に、一人あたり少なくとも一日分の給与を寄付しました。
トー・ラム党書記長は、死者の遺族にお見舞いと哀悼の意を表明し、台風と洪水で被害を受けた人々の悲しみ、喪失、困難に寄り添う姿勢を示しました。
トー・ラム党書記長は、各省・市の地方行政府に対し、軍隊、公安、青年同盟、および各種車両を動員し、捜索・救助活動を迅速に展開するとともに、屋根が吹き飛ばされた家屋の修理、または仮設住宅の提供、家を失った世帯への食糧、飲料水、生活必需品の支援を行い、「飢え、寒さ、住居や衣類の不足に苦しむ住民を一人たりとも出してはならない」と述べました。
さらに、トー・ラム党書記長は、台風や洪水で被害を受けた教育・医療施設を直ちに復旧させるよう指示しました。
同日、国会常務委員会および国会の各機関も、被災地の復旧を支援するための募金運動を実施しました。
3日、政府本部で、ファム・ミン・チン首相は、副首相、政府事務局の職員、および政府党委員会の補佐機関と共に、台風や洪水によって被害を受けた同胞を支援するための募金活動に参加しました。
2日、チン首相は、2025年度中央予算予備費から2兆5240億ドン(約9560万米ドル)を15の地方行政府に支援する決定に署名しました。この支援金は、台風「ブアローイ」および2025年初頭からの他の自然災害の被害復旧に充てられており、被災者の生活支援、堤防や水利貯水池、防災施設、必須インフラの復旧、および緊急の被災地住民の安定的な住居確保のために各地方に供与されます。
なお、10月2日午後3時現在、台風「ブアローイ」の影響により、死者40人、行方不明者21人、負傷者150人という甚大な被害が出ています。
家屋への被害も甚大で、全壊、倒壊、破損、屋根の損壊などの被害を受けた家屋は約16万7000棟に上り、さらに約5万8800棟が浸水しました。学校も1430ヶ所近くで被害を受けています。
農業分野でも深刻な被害が確認されており、約5万2500ヘクタールの稲作やその他の作物が浸水被害を受けました。また、数十万頭の家畜・家禽が死亡または流失しています。水産養殖施設も1万5302ヘクタールが被害を被りました。
インフラ面では、多くの河川・海岸の護岸が崩壊し、多数の幹線道路で深刻な交通障害が発生しています。その他、まだ完全には集計されていない被害も多数あります。
各省・市からの暫定的な集計によりますと、今回の台風による経済的損失の総額は約11兆ドン(4億1,670万米ドル超)に上ると推定されています。