欧州連合(EU)は、2026年4月10日から、新たな出入国管理システム「EES(Entry/Exit System)」を全面的に導入します。これは、シェンゲン圏における国境管理の大きな転換点となります。EU域外からの渡航者に対して100%の検査が実施されるため、導入初期には空港や国際鉄道駅、港湾で混雑が発生する可能性があると見られています。
EESは昨年10月から段階的に運用が開始され、各国の国境検問所で順次導入が進められてきました。今回、全面的な稼働に移行します。フランスでは、主要空港や国際駅、港湾を含むおよそ120か所の検問拠点において、新システムへの対応が整えられています。
従来のパスポートへの手作業によるスタンプに代わり、EESではデジタル技術を用いてEU域外の渡航者の情報を記録します。収集されるデータには、氏名やパスポート番号に加え、顔の生体情報や指紋が含まれ、最長5年間保存されます。
このシステムは当初2024年の導入が予定されていましたが、オリンピック開催期間中のインフラへの負担を避けるため延期されていました。EESは、EUが進める「スマート・ボーダー」戦略の一環と位置づけられています。
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