(写真: Lại Hoa/VOV)
会談で、フン首相は、ベトナムが近く外国投資のさらなる誘致に向けた新たな政策を発表する予定であると述べ、シンガポール企業の投資拡大にも期待を示しました。
また、国際金融センターの構築に対する支援や、ハイテク技術移転と連動した次世代型のベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)の拡大・高度化について協力を提案しました。
これに対し、ウォン首相はフン首相の提案に賛同し、シンガポールがベトナムとの関係を重視していることを強調しました。あわせて、合意済みの協力内容を着実に実施していく方針を示しました。
シンガポールは、2026年までにベトナム国内のVSIPを30か所に拡大する計画です。また、特に戦略レベルの人材を含む人材育成の支援を継続し、新たな研修協力協定の締結や、シンガポール開発協力プログラムの地方展開も進めていくとしています。
両首相は、政治的信頼の強化や、ハイレベルを含む各レベルの交流の促進、既存の協力メカニズムの効果的な維持で一致しました。さらに、エネルギー安全保障分野での協力強化や、2025年から2030年にかけた包括的戦略的パートナーシップ行動計画の実施において、優先的に資源を投入することで一致しました。
また、低炭素電力の越境取引に関する政府間協定の締結可能性についても合意し、ベトナムからシンガポールへの洋上風力発電の輸出プロジェクトを実現するための法的枠組みの整備を進める方針です。
国際情勢が複雑化する中、フン首相は、ASEANにおける協力強化を提案しました。特に、2027年にシンガポールがASEAN議長国を務め、ベトナムがAPECを主催することを踏まえ、緊密な連携の必要性を強調しました。
あわせて、国防・安全保障協力や越境犯罪対策の強化、国家データセンターや高性能計算センター、人工知能分野の構築・運営への支援、さらにベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海における行動規範(COC)の実効的かつ実質的な交渉推進についても一致しました。
