ベトナム代表団（写真;thanhnien.vn）

3日、ハノイで、ベトナム外務省はオンライン方式で、「ASEANと中国は漁民に公平かつ人道的に待遇するために協力を促進する」と題するシンポジウムを行いました。

これには、関係国の政府高官や、研究者、法律家、ハノイに駐在するASEAN諸国と中国の大使館の代表、ベトナムの各省庁と機関の責任者、国際組織の代表合わせて120人が参加しました。

席上、ASEAN諸国の代表らは、「自国の漁獲活動は小規模で、技術が時代遅れであることから、支援を必要としている」と明らかにしました。法的枠組みに関し、「漁民の生命の安全確保や、人道的待遇などが複数の国際条約に盛り込まれている」としています。

また、「ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）での漁民の生命の安全確保や、人道的待遇に関する新しいアプローチ方法が必要とされている」との意見も相次ぎました。シンポジウムで、漁民の生命の安全確保や、人道的待遇などに関する複数の提案が出されました。