(VOVWORLD) - 26日、ハノイの政府庁舎で、ブイ・タイン・ソン副首相は、マレシュ・シェフチョビチ欧州委員会貿易・経済安全保障担当委員と代表団との会合を行いました。
写真撮影:Nhat Bac |
席上、ソン副首相は、ベトナムの発展方針と将来の目標について説明し、政府が「局面転換」となる一連の戦略的政策を実施していることを紹介しました。
ベトナムは2030年までに「近代的工業を有する上位中所得国」、2045年までに「高所得の先進国」への発展を目指しています。
また、ソン副首相は、EU・ベトナム投資保護協定(EVIPA)の早期批准および自由貿易協定(EVFTA)の効果的な運用に向けた協力を求めました。さらに、ベトナム産水産物に対する「イエローカード」の早期撤廃を要請しました。さらに、ベトナム政府は知的財産保護や人材育成の体制を整え、付加価値の高いハイテク投資を積極的に誘致していく方針です。
そして、ソン副首相はEUとの間で、半導体、人工知能(AI)、再生可能エネルギー、5G、航空、先端技術などの分野における研究協力・技術移転・スタートアップ支援を推進していきたいと表明しました。
さらに、ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、国連海洋法条約(UNCLOS 1982)を含む国際法に基づく平和的な解決を支持し、地域の平和と安定、海上・上空の自由航行を確保するため、EUとして積極的な役割を果たすよう呼びかけました。
これに対し、EUのシェフチョビチ委員は、ベトナムの革新と発展の過程を高く評価し、EUとして今後もベトナムの持続可能で力強い発展を支持していく方針を示しました。
また、科学技術、半導体、AI、再生可能エネルギー、5G、航空、物流などの分野において、双方の包括的な協力戦略の構築を提案しました。