(VOVWORLD) -アメリカの大規模な減税策を盛り込んだ法律を批判してきた実業家のイーロン・マスク氏は新たな政党の立ち上げへの賛否を問うアンケートをSNSで実施し、賛成が多数となった結果を受け「『アメリカ党』が結成される」と投稿しました。新たな党の詳細は明らかにしていませんが、来年の中間選挙を見据えてトランプ大統領や与党・共和党をけん制するねらいがあるとみられています。
アメリカのトランプ大統領は4日、重要政策として掲げてきた大規模な減税策を盛り込んだ法案に署名し、成立させました。
この法律を批判してきたイーロン・マスク氏は4日、SNSのXに「アメリカ独立記念日は2大政党制から独立したいか問うのに絶好の機会だ。私たちは『アメリカ党』を立ち上げるべきか」と投稿して新たな政党の立ち上げへの賛否を問うアンケートを実施しました。
その結果、124万件余りの回答のうち、賛成がおよそ65%となったことを受けマスク氏は5日に「きょう、『アメリカ党』が結成される」と投稿しました。
新たな党の詳細は明らかにしていませんが、来年の中間選挙を見据えてトランプ大統領や与党・共和党をけん制するねらいがあるとみられています。
マスク氏は5月末までDOGE=“政府効率化省”を率いて政府支出の削減に向けて取り組み、今回の法律については「財政赤字を激増させる」などと一貫して批判していました。(NHK)