デンマーク、無人機脅威で欧州首脳会議の警備強化 同盟国が支援

(VOVWORLD) - コペンハーゲンでは10月1日に欧州連合(EU)首脳会議、翌2日には47カ国が参加する欧州政治共同体の首脳会議が予定されています。

デンマークの複数の空港が先週、ドローン(無人機)の飛来により一時閉鎖されたことを受け、フランス、ドイツ、スウェーデンは9月29日、今週開催される欧州首脳会議の警備を強化するため、デンマークに軍人や対無人機システムを派遣すると発表しました。

コペンハーゲンでは10月1日に欧州連合(EU)首脳会議、翌2日には47カ国が参加する欧州政治共同体の首脳会議が予定されています。

デンマークはドローン飛来の背後にいる主体について明言していませんが、フレデリクセン首相はロシアの関与の可能性を示唆しました。ロシアはこれを否定しています。

スウェーデンのクリステション首相は、デンマークに対無人機システムとレーダーシステムを派遣すると表明しました。スウェーデン警察もデンマークの要請を受けて大規模な部隊を派遣すると発表し、ノルウェーの法執行官も参加する予定だとしています。

フランスは軍用ヘリコプターに加え、対無人機活動を担当する35人のチームを派遣すると発表しました。

また、ドイツ政府の報道官は、無人機探知や防衛を支援するため約40人の兵士を派遣すると表明し、作戦は10月7日まで続くと説明しました。

イギリスのヒーリー国防相も、対無人機技術を派遣すると表明しました。

さらに、デンマークは9月28日夜、複数の軍事施設で無人機飛行が確認されたことを受け、民間ドローンの飛行禁止を命じています。(ロイター)

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