アメリカのベッセント財務長官（写真：REUTERS/Al Drago）

アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席は、韓国で今月末から開催されるアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議の場で会談を行う予定です。

ベッセント長官は2日、CNBCとのインタビューで、この米中首脳会談が「最も重要だ」と発言しました。自身と中国の何立峰副首相が並行して行う予定の貿易協議については、「これで5回目となり、状況をかなり大きく打開することになるはずだ」と述べました。

中国は収穫期を迎えた大豆を利用してアメリカに圧力をかけています。世界最大の大豆輸入国である中国は昨年、輸入分の5分の1をアメリカから調達しましたが、現在の収穫期ではアメリカ産を全く購入していません。

ベッセント長官は「中国指導部がアメリカの農家、特に大豆農家を貿易交渉の駒として利用することを決めたのは遺憾だ」と述べました。（ブルームバーグ）