ベトナム 科学技術とイノベーションの推進を最優先事項
(VOVWORLD) - 17日、アメリカのニューヨーク国連本部で、国際独立科学委員会と人工知能(AI)に関するグローバルフォーラムの設立に関する第1回討論会が開催されました。
スペインとコスタリカの国連大使は共同司会を務めました。これは、2024年9月の「未来サミット」で採択された「グローバル・デジタル・コンパクト(GDC)」に関するコミットメントを具現化する一歩となります。
会議の開会演説で、国連のガイ・バーナード・ライダー国連事務次長は、今後、設立されるAIに関する2つの新しいメカニズムの重要性を強調し、これらがAIに関する国際的なガバナンス枠組みの礎となることを確信しました。
討論会で発言に立ったベトナム国連政府代表部のグエン・ホアン・グエン公使は、ベトナムが科学技術とイノベーションの推進を最優先事項として位置付け、2045年までの発展ビジョンを実現するために、AIを革命的な技術と見なしており、AIは多くの機会をもたらす一方で、各国にとっては課題も伴うと強調しました。AIのグローバルガバナンスが断片化している現在、ベトナムは国連で2つの関連メカニズムが設立されることが、AIに関する潜在力を活用し、リスクを防ぐための重要で適切な一歩であり、国際共同体の利益のために協力を強化するものと評価しています。
また、グエン氏は国連がグローバルガバナンスの枠組みを形成する中心的な役割を果たし、すべての国が十分に参加できる機会を確保する必要があることを強調しました。ベトナムはAIの能力構築ネットワークの形成というアイデアを支持し、にすべての関係者、民間セクターがAIの開発、活用、ガバナンスに参加・貢献できるよう、条件を整えるべきだという多くの国々の意見にも賛同し、「誰一人取り残さない」ことの重要性を訴えました。