(VOVWORLD) - ポーランドのドナルド・トゥスク首相の招きに応え、ファム・ミン・チン首相は16日から18日にかけて、ポーランド共和国を公式訪問しました。この機に、両国は共同声明を発表しました。
共同声明によりますと、チン首相とトゥスク首相は、近い将来、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることを目指し、政治、経済、産業、地方間協力、および人的交流をさらに深化させる必要性を強調しました。
両首脳は、相互理解と政治協力を強化するため、ベトナム共産党、国家、政府、国会、地方行政府とポーランド政府との間で、あらゆるレベルでの二国間訪問と接触を促進することで合意しました。また、協力活動の点検と更新のための主要メカニズムとして、定期的な政治協議の実施を確認しました。
両国は、外務省間の対話を促進し、地域と国際問題の解決における協力を拡大することで一致しました。これには、国連、ASEAN-EU、ASEM=アジア欧州会議などの多国間フォーラムにおける政策立案や立場の調整が含まれています。
両国は、ベトナム・EUおよびポーランド・ASEAN関係の促進を通じて、地域間協力を推進することを約束しました。ベトナムは、ポーランドの東南アジア友好協力条約(TAC)への加盟を支持する意向を表明しました。
両首脳は、国連を中心とする多国間主義と国際システム、および国連憲章を含む国際法の基本原則に基づく国際秩序への支持を再確認しました。これらの原則には、武力行使または武力による威嚇の禁止、すべての国家の独立、主権、領土保全の尊重、および国際法に基づく平和的な紛争解決が含まれ¥ています。
さらに、両国はベトナム東部海域(南シナ海)問題に関するASEANの原則的立場への支持を再確認し、法の支配の重要性を強調するとともに、1982年国連海洋法条約を含む国際法に従った紛争の平和的解決を求めました。