(VOVWORLD) -「国連デー」78周年にあたり、24日午後、政府本部で、ファム・ミン・チン首相は在ベトナム国連事務所のコーディネーターPauline Tamesis氏らと会見しました。
席上、チン首相は国連が中核となる多国間主義への支持、国際結束や国連憲章、国際法の順守の重要性などを訴えるとともに、国連の活動、および世界の大きな課題解決に積極的に参加したい意向を強調しました。また、グローバルな食料安全保障の確保を目指し、ベトナムはおよそ750万トンのコメを輸出する可能性があるとともに、持続可能な食料システムへの変革に関する国連事務総長の構想の展開に貢献すると明らかにしました。
さらにチン首相はベトナム駐在国連の各機関や組織のアドバイスを重視していると強調し、これらの機関、組織に対し、今後も、ベトナムに対する政策コンサルタント、人材育成、体制完備、国家統治能力の向上を支援し続けるよう提案しました。
一方、Tamesis氏らは食料安全保障や平和維持などをはじめ、国連、および国際社会の活動に対するベトナムの主体的な参加と積極的な貢献を高く評価するとともに、新型コロナウイルス感染症対策や社会経済開発で収められてきたベトナムの成果をたたえました。また、今後も、持続可能な開発目標の遂行でベトナムと緊密に連携していくと確認しました。