(VOVWORLD) - 第4次産業革命が急速に進展する中、DXは国家の行政効率の向上や行政の近代化、経済・社会の発展における核心的な要素となっています。
17日午前、ハノイで、VOV=ベトナムの声放送局の電子新聞の主催により「公共部門におけるDXデジタルトランスフォーメーション・社会経済発展の原動力に」と題したフォーラムが開催されました。
フォーラムの様子(写真:Ngọc Anh/VOV5) |
第4次産業革命が急速に進展する中、DXは国家の行政効率の向上や行政の近代化、経済・社会の発展における核心的な要素となっています。公共部門へのデジタル技術の導入は、国家機関の業務効率を最適化するだけでなく、国営企業を含む一般企業や市民に対し、公共サービスへの迅速なアクセスを可能にする環境を整えることにもつながります。
ベトナムの声放送局のファム・マイン・フン副総裁(写真:Ngọc Anh/VOV5) |
フォーラムの開幕演説にたった、ベトナムの声放送局のファム・マイン・フン副総裁は、次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムでは、デジタルトランスフォーメーションは社会経済発展を推進する重要な原動力の一つと位置づけられています。現在、この転換はあらゆる分野で力強く、かつ広範に進んでいます。2020年6月3日、首相は『2025 年までの国家DXプログラムおよび2030年までのビジョン』を承認しました。この計画では、ベトナムが安定かつ繁栄するデジタル国家となり、新たなデジタル技術やモデルを先駆けて試行する先進国となることが目指されています。政府の管理・運営手法、企業の生産・経営活動、国民の生活や働き方に至るまで、根本的かつ包括的な変革を進め、安全で広がりのあるデジタル環境を構築していきます。政治局の決議第57号でも、科学技術の発展、イノベーション、そして国家のデジタルトランスフォーメーションは、現代的な生産力の加速的な発展を可能にする、極めて重要なブレークスルーであると明記されています」
フォーラムでは、専門家や管理者、科学者たちは、公共部門におけるデジタルトランスフォーメーションが国の体制改革の戦略的柱としての重要性を増していると確認した上で、ベトナムが、インフラ、体制、人材が一体となり、政策・データ・公共サービスを調整・統合する「デジタルエコシステム」という新たな視点を持つことが重要であると指摘されました。