国会の質疑応答で 電子商取引や輸出振興策などが焦点

(VOVWORLD) - 4日午後の国会本会議で、電子商取引における消費者保護対策、輸出促進策、締結済みのFTA自由貿易協定の活用、製造業や裾野産業の育成、農林水産物の加工支援など、商工分野の重要課題をめぐり、グエン・ホン・ジェン商工大臣に対する質疑が行われました。
国会の質疑応答で 電子商取引や輸出振興策などが焦点 - ảnh 1ジェン商工大臣( quochoi.vn撮影)

ベトナムの電子商取引市場は年率20~25%と急速に拡大し、世界有数の規模となっています。一方で、個人情報保護が大きな課題となっていることが、多くの議員から指摘されました。

ジェン大臣は次のように語りました。

(テープ)

「商工省は公安省と連携し、電子商取引分野も含めた個人情報保護法の整備を進めます。新法の内容を広く周知するとともに、企業には秘密保持ルールの策定を、電子商取引プラットフォーム事業者には個人情報保護方針の公開を求めていきます」 

締結済みのFTAの効果的な活用策については、ジェン大臣は次のように述べています。

(テープ)

「商工省は引き続き、業界団体などにFTAの内容を丁寧に説明し、活用を支援します。今後は高品質製品の生産支援、多様なマーケティング施策、電子商取引を活用した輸出促進、新たな協定締結によるマーケット開拓、不当な貿易救済措置への対応支援などに重点を置いていきます」

電子商取引分野の行政手続きの簡素化については、ジェン大臣は、これまでもデジタル化や書類削減が進み、処理の迅速化が図られてきたと説明しました。今後は、統合データベースの構築とデータ連携により、一層の効率化と迅速な情報提供を実現すると述べています。

ジェン大臣へのこの質疑は、5日午前にも続く予定となっています。

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