地理的な距離はベトナムとアルメニアの協力の障害ではない

(VOVWORLD) - 現地時間の3日午後、首都エレバンでアルメニアを公式訪問中のチャン・タイン・マン国会議長は、アルメニアのヴァハン・ハチャトゥリャン大統領と会見しました。
地理的な距離はベトナムとアルメニアの協力の障害ではない - ảnh 1アルメニアのヴァハン・ハチャトゥリャン大統領(右)と握手するチャン・タイン・マン国会議長(写真:Doãn Tấn/TTXVN)

会見で両首脳は、両国の協力関係をより実質的かつ深化させるための主要な方向性について意見を交わし、未開拓の分野における可能性を積極的に活用していく方針で一致しました。また、地理的な距離が両国の協力における障壁とはならないとの認識を共有しました。

また、両国の企業間の直接的な連携を促進するため、法的枠組みと有利な環境を整備することで一致したほか、貿易・投資の拡大に加え、航空便の接続、科学技術、イノベーション、デジタル転換、AI人工知能、グリーン・トランジションなどの新分野での協力も推進していく考えを示しました。

さらに、国防・安全保障、教育・人材育成、文化、スポーツ、草の根交流、観光などの分野でも連携を強化することで合意しました。

地域・国際協力に関して、両首脳は多国間フォーラムにおける緊密な連携と相互支持を継続する方針を確認しました。マン議長は、ベトナムがアルメニアとASEAN=東南アジア諸国連合との連携強化を支援する用意があると表明しました。ベトナム東部海域(南シナ海)問題については、アルメニア側に対し、ASEANおよびベトナムの立場への支持と、国際法に基づく平和的解決への協力を求めました。

マン議長は、ベトナムが2025年10月にハノイで開催予定の国連サイバー犯罪防止条約調印式について説明し、アルメニアの高官の出席を招請しました。これに対し、ハチャトゥリャン大統領は、ベトナムがこの重要な国際イベントを主催することに高い評価を示すとともに、2026年にアルメニアで開催予定のCOP17=国連生物多様性条約第17回締約国会議にベトナムが高官を派遣することを期待すると述べました。

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