日本の高市首相 マレーシアでのASEAN首脳会議へ
(VOVWORLD) -日本の高市首相は、就任後初めての外国訪問として、25日、マレーシアに向けて出発し、一連の首脳外交がスタートします。ASEAN=東南アジア諸国連合との首脳会議などに出席し「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向けた協力を呼びかけることにしています。
日本の高市早苗首相(写真:PHILIP FONG/via REUTERS) |
高市首相は、24日夜、就任後初めての首脳外交として、ウクライナ情勢をめぐるヨーロッパの首脳らとのオンライン会合に参加したのに続いて、25日午後1時ごろに羽田空港からマレーシアの首都・クアラルンプールに向けて出発します。
首相としての初めての外国訪問で、3日間の日程で、日本とASEANとの首脳会議に出席することにしています。
首脳会議では、海洋進出や経済的な威圧を強める中国も念頭に、みずからの外交方針の柱と位置づける「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向けた協力を呼びかけるほか、AIをはじめとする先端技術やサプライチェーンの強じん化など、ASEANとの幅広い分野での連携を確認したい考えです。
また、議長国・マレーシアのアンワル首相など各国の首脳との個別の会談も調整されていて、首脳どうしの関係構築を図る機会にしたい考えです。
来週は、アメリカのトランプ大統領が日本を訪れるほか、韓国でAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議も開かれ、高市首相の一連の首脳外交がスタートします。(NHK)