欧州議会、韓国にウクライナ武器支援立場の変更を要請する決議案を採択
(VOVWORLD) - 現地時間の28日、欧州議会は、フランス・ストラスブールで開かれた本会議で、ウクライナ戦争に関連する決議案を採択し、韓国に対しウクライナへの武器支援に関する立場を変更するよう求める姿勢を示しました。
キーウでの軍事装備と重火器の引き渡し式に参加するウクライナ軍兵士(写真:Getty Images/TTXVN) |
聯合ニュースによりますと、決議案ではEU=欧州連合および加盟国に対し、「ウクライナ防御作戦に必要な相当な軍事資源を提供するために、韓国に対してウクライナへの武器支援の立場を変更するよう要請すること」を促す内容が盛り込まれています。この決議案は、賛成390票、反対135票、棄権52票で採択されました。
また、決議案では「ICC=国際刑事裁判所やその他の司法機関との強化された協力を通じて、ロシアおよび朝鮮民主主義人民共和国を含むこれらの同盟国が犯した戦争犯罪や国際法違反に対する責任を追及すべき」との立場が示され、EUと国際的パートナーに対し「すべての加害者に責任を問うための努力を強化すること」を求めました。
今回の決議案では、EUが公式文書で朝鮮の派兵に対する法的責任に言及したのは初めてとされています。
さらに、朝鮮軍の派兵やロシアの新型弾道ミサイル試験発射を強く非難し、「これらの行動はウクライナ戦争の新たな局面であり、EU全体の安全保障に対する重大な脅威」と指摘しました。また、EU加盟国に対し、ロシアに軍事支援を行ったイラン、ベラルーシ、朝鮮に対する制裁の強化を求めました。
この決議案は、ウクライナ戦争への支援拡大を目指すEUの政治的メッセージが込められた内容となっています。(中央日報)