山間部の経済開発を促す商業モデル

(VOVWORLD) -近年、中部クアンチ省在住の少数民族の生活は著しく改善しています。経済や文化的な生活の発展に加え、多くの経営模範が形成されています。
山間部の経済開発を促す商業モデル - ảnh 1住民は自発的に森へタケノコを採りに行く

クアンチ省アゾイ村バタン集落にある共同林には、様々な種類のタケノコがあります。バタン村の協同組合は、2023年に設立されました。当初の組合員は16人でしたが、殆どはバタン村に住む少数民族ヴァンキエウ族の女性たちでした。

この協同組合は、地方行政府や関連組織の支援を受け、太陽エネルギーを利用した乾燥施設やタケノコの一次加工場などを建設しました。バタン集落に住むホー・ティ・ニョさんは次のように述べています。
(テープ) 
「協同組合ができてから、住民の経済活動に対する考え方が大きく変わりました。現在、畑の面積は少ないので、住民は自発的に森へタケノコを採りに行き、販売しています。また、キャッサバや、ユーカリも植えていますが、森にタケノコを採りに行く方がキャッサバ栽培よりも収入が多くなります」
山間部の経済開発を促す商業モデル - ảnh 2バタン村の協同組合のメンバー

バタン協同組合が設立されて以来、住民は森で採れたタケノコやその他の特産品を一次加工し、協同組合に販売します。協同組合はそれらを加工し、より高品質な完成品にして各地で販売します。タケノコの他にも、協同組合は、野生バナナ、野生ニガウリ、野生茶、パパイヤの花、野生ミカン、薬草などの農林産物の加工も行っています。

クアンチ省トゥオンチャック村の山間部に住む少数民族の人々は、バータン共同組合モデルと同様に、国境沿いの山々に自生する竹の子を材料にした乾燥竹の子を生産しています。住民のための長期的かつ持続可能な生計創出を目指し、トゥオンチャック村の当局はカーローン協同組合を設立しました。機械設備の導入、乾燥・圧縮による生産プロセスの投資、そして魅力的なラベルとパッケージの改善を通じて、製品の品質と価格を向上させています。
山間部の経済開発を促す商業モデル - ảnh 3竹の子を乾燥させる

トゥオンチャック産の乾燥竹の子は、この地域のユニークな特産品であり、「マンコー・カーローン」という名称で省レベルのOCOP=一村一品製品として認定されています。カーローン協同組合は住民から竹の子を買い取り、乾燥・加工して、清潔でおいしい製品を平野部の市場に流通させています。

クアンチ省トゥオンチャック村アキー集落在住のディン・ティエンさんは次のように語っています。
(テープ)
「住民は竹の子を採ったらここに持ち帰って売ります。集落全体で100kgを超えることもあり、それを協同組合に販売しました。採ってきた竹の子を協同組合に持って行けば、そこで加工してくれます」
クアンチ省は現在、「2021年~2025年期の山間部、遠隔地、および島嶼部の商業開発プログラム」を展開しています。このプログラムの注目すべき内容の一つが、山間部と国境地域で展開されている「双方向貿易モデル」です。
山間部の経済開発を促す商業モデル - ảnh 4乾燥竹の子

クアンチ省商工局のダオ・アイン・トゥアン副局長は次のように述べています。

(テープ)
「約5年間の実施を経て、プログラムは多くの成果をもたらしました。具体的には、山間部の商業インフラが著しく改善され、多くの新たな販売拠点が形成されました。住民は必需品に容易にアクセスできると同時に地元の産品も、より円滑に消費されるようになりました。商品市場が拡大し、クアンチ省の特産品のブランドが幅広く宣伝されています」
クアンチ省で成功を収めた双方向貿易モデルの更なる効果を発揮させるため、同省は今後、少数民族や山間部にある企業や施設に対し、生産、加工から消費に至るまで、追加的な支援メカニズムを導入する予定です。
これに加えて、クアンチ省は製品の基準、品質、食品安全性を評価するための検査作業を支援し、清潔で安全、高品質な製品を保証する生産プロセスをサポートします。これにより、クアンチ省の山間部および少数民族地域の農産物の販路は、より持続可能かつ強力に発展していくことが期待されます。

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