北部山岳地帯にあるイエンバイ省は新農村作り運動を実施してから、３年が立ちましたが著しい成果を収めました。しかし、遠隔地にある地方であるイエンバイ省にはインフラシステムがまだ整備されていないため、新農村作り運動に奉仕する人材はまだ足りません。

イエンバイ省バンチャン県タインルォン村人民委員会のチンスァンタイン委員長によりますと、新農村作り運動における村レベルの幹部の役割は極めて重要である。現在、タインルォン村の幹部や公務員の数は２０人で、その中に４０歳以下の幹部が大多数を占めています。タイン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「我が村の幹部は新農村作り運動に積極的に参加しており、仕事面での良い成績を見せています。しかし、これらの幹部は省レベルの業務訓練コースに参加する必要があります。」

イエンバイ省の省都、イエンバイ市で、大学を卒業して、省レベルの業務育成コースに参加した幹部の数は８５％にのぼっています。この２年、同市の指導部は数百人の幹部、スタッフが業務育成コースに参加できるように有利な条件を作り出してきました。イエンバイ市の経済戦略課のチャンティグェット副課長は次のように語りました。

（テープ）

「健全な政治システムのために、地方指導部は村レベルの幹部、公務員に業務や政治面での見識の向上により関心を寄せる必要があります。２００９年、業務訓練コースに参加した幹部の数は６９％でしたが現在のその数は８６％にのぼりました。今後も、我々は引き続き新農村作り運動に奉仕する幹部、公務員を育成します」

イエンバイ省では、新農村作り運動の１９目標の中の１８目標を達成した村の数は１５２です。こうした結果は同省の経済社会発展事業に大きな影響を与えています。人材育成の重要性を十分に認識したイエンバイ省の指導部は村レベルの幹部、公務員、スタッフを対象に業務訓練コースを開き続けています。計画によりますと、２０２０年までに同省は、２１００人の幹部、公務員、スタッフに業務訓練コースを開きます。イエンバイ省労働傷病軍人社会事業局のホァンドクウォン局長は次のように語りました。

（テープ）

「２０１３年から２０１５年まで、我々は村レベルの幹部、公務員２０９０人に対し、訓練コースを開く予定です。その投資額は６７億５千万ドンです。特に、党政策宣伝訓練コースに参加する幹部の数は２００人、人民評議会の事業に奉仕するための幹部の数は１００人です。」

新農村作り運動を完成させるため、村レベルの幹部育成作業は極めて重要です。現在、共産党と政府は山岳地帯、遠隔地の各地方で勤務中の幹部に対する優遇政策を実施しています。この政策はイエンバイ省が新農村作り運動に奉仕する人材の質を向上させるための良い機会となることでしょう。