フエ市をプラスチック廃棄物のない観光目的地にするための取り組み

(VOVWORLD) -ベトナム中部にある古都フエはトアティンフエ省の省都で、19世紀から20世紀にかけて、ベトナムに存在していたグェン朝の都として栄えていました。
フエ市をプラスチック廃棄物のない観光目的地にするための取り組み - ảnh 1フエの観光名所に観光客用シェルターと給水所を立ち上げる

現在、フエ市の団体、企業、および歴史遺跡管理委員会は、観光活動におけるプラスチック廃棄物の削減に全力を尽くしています。これはフエ市を緑豊かで、清潔で明るい街にするための活動の一つです。

トゥアティエンフエ省の多くの旅行会社、サービス経営会社業、歴史遺跡管理委員会が、地元の住民や観光客の慣れ親しんだ習慣を変えるため、様々な措置を取ってきました。「フエ市・ベトナム中部にあるプラスチック廃棄物削減の都市」というプロジェクト管理委員会は、古都フエ遺跡保存センターと協力して、ザロン帝、ミンマン帝、ドンカン帝の各陵墓、ティエンムー寺などフエの観光名所に観光客用シェルターと給水所を立ち上げ、運営しています。古都フエ遺跡保存センターのレーコンソン副センター長は次のように語りました。

(テープ)

「観光客が遺跡を見学する時、持参するペットボトルや水の入ったプラスチック容器を制限するため、無料の給水所を設置しています。これは文化遺産の遺跡を見学する際に廃棄物を制限するための宣伝啓蒙活動の一つです。これはトゥア・ティエン・フエ省がより緑溢れた所で、より清潔に、より明るくなることに貢献します」

一方、フエ市を訪れたハノイからの観光客グエン・テイ・フエさんは次のように語りました。

(テープ)

「フエ市はこのような具体的な措置で地元の住民と観光客に対し、環境保護に関する宣伝活動を行うことはいいですね。観光客は清潔な飲料水を利用することにより、プラスチック廃棄物が削減されるようになります」

現在、フエ市はプラスチック廃棄物を削減しながら、緑豊かな観光地を構築するため、多くの措置を導入しています。これを通じて、環境保護に対する住民と観光客の責任感を高め、2024年までにプラスチック削減都市の構築を目指しています。「フエ市・ベトナム中部にあるプラスチック廃棄物削減の都市」というプロジェクト管理委員会のホアン・トゥン・ゴク・バン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは観光局、古都フエ遺跡保存センター、フエ市人民委員会と連携して、フエ市内の遺跡や観光スポットで使い捨てプラスチックの削減に関する宣伝啓発活動を推進しています。これを基礎に、フエがプラスチック廃棄物のない文化遺産の目的地になることを目指しています」

トゥアティエンフエ省の観光産業は、グリーンツアーを販売する一方、省内にある宿泊施設やサービス経営施設において「プラスチック廃棄物にNOを」という運動を推進しています。これを通じて、フエをプラスチック廃棄物のない文化遺産の目的地の構築に貢献することでしょう。


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