ベトナム、ASEANの連結性と強靭性の向上に尽力

(VOVWORLD) - 2024年のASEAN=東南アジア諸国連合議長国であるラオスのソーンサイ・シーパンドン首相の招きに応じて、8日、ファム・ミン・チン首相率いるベトナム高級代表団は、ラオスの首都ビエンチャンで開催される第44回と第45回ASEAN首脳会議および関連首脳会議に出席します。
ベトナム、ASEANの連結性と強靭性の向上に尽力 - ảnh 1ラオスの首都ビエンチャンに到着したチン首相

「ASEAN:連結性と強靭性の促進」をテーマにしたこれらの首脳会議は、今年のASEANにとって最も重要なハイレベル会議であり、ASEAN諸国の首脳、東ティモール、ASEANの10のパートナー、ならびに多数の国際・地域機関の代表が参加しています。会議では、ASEANと地域における戦略的課題に焦点を当て、対話や広範な協力を促進し、連携を強化し、機会を活用しつつ課題を克服して、ASEANの持続可能な発展を推進することが目指されています。

新たな背景におけるASEANの位置づけ

2024年はASEANにとって転換期であり、2025年マスタープランが完了し、2045年までの新たな発展段階の準備が進められます。時代の変化を背景に、ASEANの新しい発展戦略は、地域協力と統合をさらに深化させ、革新と創造性、そして行動力を強調するものと期待されています。

ベトナム、ASEANの連結性と強靭性の向上に尽力 - ảnh 2ド・フン・ベト外務次官

ド・フン・ベト外務次官は、「ベトナムは共通の成功に貢献し、全力を尽くす姿勢を示す」とし、次のように語りました。

(テープ)  

「ファム・ミン・チン首相が、ASEAN協力の方向性を示し、ASEANの将来を形成し、地域および世界規模の安全保障構造の中でASEANを位置づけるための重要なメッセージとベトナムの貢献を伝える準備が整っています。各国、コミュニティ、個人の強靭性を高めることも非常に重要です」

ニューヨークで開催された国連の「未来サミット」から2週間後に行われる今回の会議は、多国間主義の重要性とその代替不可能な価値を強調する場となります。また、ベトナムは今年4月に開催された「ASEAN未来フォーラム2024」を通じて、地域と世界の共通課題を結びつけ、国連サミットへと提言を伝える架け橋としての役割を果たしました。約60年を経て達成されてきた成果により、ASEANはグローバルな課題に対してさらに深く貢献できる力を持つと言えます。

共通の目標に向けて積極的に貢献

ベトナムはASEAN加盟から30年近く経過した今も、共通の仕事に積極的に貢献する姿勢を貫いています。ベトナムは、2024年のASEAN議長国としてのラオスの成功を支援し、両国間の偉大な友好関係、特別な団結、包括的な協力を深めるために緊密に協力してきました。ド・フン・ベト外務次官は次のように述べました。

(テープ)

「ベトナムは、ラオスが提案した優先課題とイニシアティブを強く支持し、経験を共有しながら、内容面でも組織面でもラオスの議長国としての活動を円滑に進めるため支援しています。また、2025年までのASEANの計画と戦略を効果的に実行し、その後も2045年を見据えた新しいビジョンと戦略を構築しています。さらに、ASEAN協力の新たなアイデアを提案し、より持続可能で平和的な未来に向けた協力を推進しています」

ベトナム、ASEANの連結性と強靭性の向上に尽力 - ảnh 3VOVのインタビューに応えているドゥアンチャク大使

ASEAN常駐ラオス代表団のボヴォネザット・ドゥアンチャク大使は、ラオスの2024年のASEAN議長国におけるベトナムの役割と貢献を高く評価し、次のように述べました。

(テープ)  

「ASEAN議長国としての準備段階から、ラオスとベトナムは優先事項や成果について意見交換を行ってきました。両国は他のASEAN加盟国とも連携し、共同体の構築を促進するために活動を行っています。特にASEANビジョン2025の実現に向けて、ラオスとベトナムは共通の目標を達成するために尽力しています」

急速かつ複雑な変化が続く中で、ベトナムはASEANの団結を強化し、地域と世界におけるASEANの地位を高めるために、常に前進を目指しています。

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