独クリスマス市襲撃巡り

(VOVWORLD) -先週、ドイツ東部の都市で、クリスマスマーケットを訪れていた人たちに車が突っ込み、5人の死亡が確認されたほか、200人以上がけがをしました。
独クリスマス市襲撃巡り - ảnh 1(写真:AFP)

地元メディアは、現場で拘束されたサウジアラビア出身の容疑者がSNSに反イスラム的な投稿をしていたほか、サウジアラビアの女性が国外に亡命する手助けをするなどの活動を長年行っていたと伝えています。ドイツのショルツ首相は21日、事件があったマグデブルクのクリスマスマーケットを訪れ、犠牲者に花を手向けて追悼しました。

その後、現地で取材に応じたショルツ首相は「クリスマスマーケットほど幸せな場所はない。そこで200人以上が負傷し、5人が死亡するというのは、恐ろしく悲劇的な出来事だ。遺族や負傷者に寄り添う姿勢を示さなければならない」と述べました。

この事件で、捜査当局は21日に記者会見し、拘束したサウジアラビア出身の男が同胞の難民に対するドイツの対応に強い不満を抱いていた可能性があるとの見方を示しました。

アナリストらによりますと、ドイツ東部ザクセンアンハルト州マクデブルクのクリスマスマーケットに車が突入した襲撃事件はドイツの有権者に大きな影響を与えられており、移民や難民に対して排他的な主張を掲げる右派政党に一定の利益をもたらす可能性があるとしています。

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