(VOVWORLD) -南部ビンズオン省には多くの伝統工芸村があり、その中には国家無形文化遺産に認定された村もあります。市場経済の強い影響により、ビンズオン省は工芸村の保存と発展、工芸品の生産・販売のための多くの支援政策を講じています。
工芸村の現状を視察するビンズン省指導部 |
現在、ビンズオン省には32の工芸村と9つの伝統工芸があります。トゥオンビンヒエップ漆器村、ライチュー陶磁器村、タンフックカイン陶磁器村、チャンギア陶磁器村、フートー木靴村、フートー木彫刻村、アンタン木彫刻村、ライチュー豚の貯金箱村など、多くの伝統工芸村が今日まで維持・発展しています。
漆器製造業が2016年に文化スポーツ観光省から国家無形文化遺産に認定された後、2017年にビンズオン省は「観光と連携したトゥオンビンヒエップ漆器村の保存と発展」に関するプロジェクトを策定しました。
ビンズオン省漆器協会のグエン・ヴァン・クイ副会長は、次のように明らかにしました。
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「プロジェクトを策定した後、貿易生産・事業活動の振興に加え、研修プログラムも実施してきました。特殊な技能には後継者が必要であり、継続的な継承が不可欠です。そのため、私たちはペテラン職人を招いて若者に技能を伝えています」
ビンズオン省は美術文化専門学校で漆器や彫刻を学ぶ学生に対して授業料の全額免除措置を適用しています。職業訓練学校も、企業や伝統工芸の生産拠点と連携し、要望に応じた訓練を行う予定です。
ビンズオン省農業環境局のホー・チュック・タン副局長は、次のように明らかにしました。
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「当局は、職人が地元の職業訓練コースに参加できるような政策を人民委員会に助言しました。このことは、職人の価値、技能、創造性を維持・発展させ、伝統工芸を確実に継承できることを目的としています」
他方、ビンズオン省祖国戦線委員会のグエン・ヴァン・ザン委員長は、次のように述べています。
(テープ)
「ビンズオン省は、伝統工芸を現代化し、新技術を応用する方向で、工芸村を保存するための開発空間を計画しています。伝統工芸を観光開発と結びつけた経済基盤にすることを目指しています」
ビンズオン省は、市場の動向に追いつき、伝統工芸の独自性を維持し、地域の経済社会発展に貢献するために、伝統工芸村の「活性化」に努めています。