パプアニューギニア地滑り 被害把握や救助活動難航で支援要請

(VOVWORLD) -南太平洋のパプアニューギニアで発生した地滑りは、道路が寸断されるなどして、山岳地帯の現場に、近づくことが難しいため、被害の全容の把握や救助活動は難航しており、パプアニューギニア政府は、国際社会に支援を要請しています。
パプアニューギニア地滑り 被害把握や救助活動難航で支援要請 - ảnh 1(写真:ロイター)
パプアニューギニアでは今月24日、首都ポートモレスビーから北西に600キロほど離れた山間部のエンガ州で地滑りが発生しました。

これまでのところ、死者やけが人、さらに不明者の正確な数など、被害の全容はわかっていません。

こうした中、国連のIOM=国際移住機関は、670人以上が犠牲になった可能性があるとしています。

またオーストラリアの公共放送ABCなどは、パプアニューギニアの当局が、国連に宛てた書簡の中で、2000人が土砂に埋まっている可能性があると伝えたと報じています。

現場周辺は、山岳地帯で、地理的な条件が厳しいうえに、周辺の道路も寸断されていることから救助活動は難航しています。

パプアニューギニア政府は国際社会に支援を要請していて、隣国のオーストラリア政府は「数日のうちに具体的な支援を決める」としています。現場周辺では、今後も土砂崩れの危険があることや、近隣では、地元住民どうしの抗争もしばしば発生しているため、支援が確実に届くには、時間がかかるという見方も出ています。(NHK)

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