ロシア 核兵器削減アメリカと交渉の用意ある

(VOVWORLD) -アメリカのトランプ大統領がロシアと中国とともに核兵器を削減することに意欲を示したことについて、ロシア大統領府の報道官は「交渉プロセスの早期開始に関心がある」と述べ交渉の用意があると明らかにしました。

アメリカのトランプ大統領は23日、オンラインで演説し「プーチン大統領は核兵器の削減という考えを気に入っていた。十分に可能だと思っている」などと述べ、ロシアや中国とともに核兵器の削減に意欲を示しました。

発言についてロシア大統領府のペスコフ報道官は24日、記者団に対し、「もちろんわれわれは交渉プロセスをできるだけ早く開始することに関心がある」と述べ、ロシア側に交渉の用意があると明らかにしました。

そのうえで、交渉する場合には、ロシアとアメリカだけでなくフランスやイギリスなどほかの核保有国についても考慮に入れる必要があると指摘しました。

さらに、ペスコフ報道官は、アメリカ側がロシアとの実質的な接触をすべて止めたと批判し、「ボールはアメリカ側にある」と述べました。

一方、ロシアの安全保障会議のメドベージェフ副議長は、24日、去年新たに45万人が契約軍人としてロシア軍に加わったことを明らかにしました。
ロシア軍は兵士の犠牲をいとわない形でウクライナへの攻撃を続けていると見られ、プーチン政権は国民に不満が根強い追加の動員ではなく高額の報酬を提示し、契約軍人によって兵力の増強を進めています。(NHK)

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