ベラルーシ大統領選 ルカシェンコ大統領 7期目の当選が確実視
(VOVWORLD) - ロシアと同盟関係にあるベラルーシで26日、大統領選挙の投票が始まり、30年以上にわたって権力を握り、強権的な統治で反対勢力を弾圧してきた、現職のルカシェンコ大統領の7期目の当選が確実視されています。
ベラルーシのルカシェンコ大統領(写真:AFP/TTXVN) |
ベラルーシでは、大統領選挙の投票が26日午前、日本時間の26日午後2時から始まりました。
選挙には、ロシアのプーチン大統領の盟友として知られ、30年以上にわたって権力を握り、強権的な統治手法から「ヨーロッパ最後の独裁者」とも言われるルカシェンコ大統領を含む5人が立候補しています。
ルカシェンコ大統領は26日の昼前、首都ミンスクで報道陣の前に姿を現し、笑顔で1票を投じました。
2020年に行われた前回の大統領選挙では、不正を訴える市民の大規模な抗議活動に発展しましたが、ルカシェンコ氏は徹底的な弾圧を行い、民主化運動を主導した反政権派のチハノフスカヤ氏など多くの人々は国外への脱出を余儀なくされました。
今回の大統領選挙についてベラルーシの国営メディアが今月16日に報じた世論調査によりますと、82.5%がルカシェンコ氏に投票すると回答したとし、ルカシェンコ氏の7期目の当選が確実視されています。
また、ベラルーシの中央選挙管理委員会は、安全面への懸念などを理由に大使館などでの在外投票は行わないとしていて、民主化を求める国外の動きに対しても警戒を続けているとみられます。(NHK)