米下院「つなぎ予算」失効前に新たな案可決 上院で採決へ

(VOVWORLD) - アメリカで暫定的な「つなぎ予算」が今週17日に失効するのを前に議会下院は、来年1月から2月まで確保する新たな「つなぎ予算」案を14日、可決しました。このあと上院での採決が行われますが、政府機関の閉鎖が回避される可能性が高まったとの見方が広がっています。
米下院「つなぎ予算」失効前に新たな案可決 上院で採決へ - ảnh 1アメリカの首都ワシントンD.C.にあるアメリカ議会議事堂=AFP/TTXVN

アメリカ連邦議会は先月からの新年度の政府予算案について、予算規模やウクライナ支援のあり方などで与野党や野党・共和党内で対立したことからまとめられず、政府機関が閉鎖される事態を回避するため、9月30日の期限ぎりぎりに暫定的な「つなぎ予算」案を可決しました。

その「つなぎ予算」が今週17日に失効します。
こうした中、議会下院は14日、多数派の共和党がまとめた新たな「つなぎ予算」案の採決を行い、賛成多数で可決しました。
新たな案は一部の予算を来年1月19日まで、残りを2月2日まで確保する内容となっています。
採決では共和党の一部の保守強硬派が「大幅な歳出削減が盛り込まれていない」などとして反対しましたが、民主党の大多数の議員が賛成し、超党派で可決につなげた形です。
このあと議会上院で採決が行われますが、上院で多数派の民主党の指導部は新たな「つなぎ予算」案について支持する姿勢を示していて、政府機関の閉鎖が回避される可能性が高まったとの見方が広がっています。(NHK)

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