米国防長官がウクライナ訪問 弾薬など1億ドル相当を追加供与へ

(VOVWORLD) - アメリカのオースティン国防長官はウクライナの首都キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談しました。アメリカ国内でウクライナへの支援疲れが指摘される中でも、支援は揺るぎないという姿勢を示すねらいがあったとみられます。
米国防長官がウクライナ訪問 弾薬など1億ドル相当を追加供与へ - ảnh 1アメリカのオースティン国防長官=AFP

アメリカのオースティン国防長官は20日、事前の予告なくウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談しました。

会談のあと記者会見したオースティン長官は、ウクライナに対し、1億ドル、日本円にして148億円相当の追加の弾薬などを供与することを伝えたと明らかにしたうえで「われわれは、ウクライナが戦場で成功するために必要なものを確保できるよう取り組んでいく」と強調しました。
一方、ウクライナ大統領府は会談でゼレンスキー大統領が前線の状況や今後の目標などを説明し、武器や弾薬が途切れることなく供給されることの重要性を強調したとしています。
アメリカ議会では先週、暫定的な「つなぎ予算」が失効するのを前に、当面の予算を確保する新たな「つなぎ予算」案が可決され成立しましたが、バイデン政権が求めていたウクライナ支援は共和党の一部が反対し、盛り込まれませんでした。
オースティン長官はゼレンスキー大統領と直接、会談することでアメリカ国内で支援疲れが指摘される中でも、アメリカの支援は揺るぎないという姿勢を示すねらいがあったとみられます。(NHK)

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